新潟市副業カンケイ人口プロジェクト【株式会社バウハウス】

2024年1月27日(土)NINNO3会議室にて新潟市副業カンケイ人口プロジェクト最終報告会が行われました。10月のキックオフ会、11月の中間発表会を経て、今回が最終報告会。新潟県内外から総勢50名以上が集まった会場の様子や参加者の声などをまとめていきます。

副業カンケイ人口プロジェクトとは?

新潟市の地域や産業の課題をテーマとして、オーナー事業者と関東圏のさまざまな業種・職種の社会人がひとつのチームとなり、約3か月間ともに取り組むプロジェクトです。
今回は3つのプロジェクトよりこれまでの取り組みや成果について発表し互いに意見交換を行いゲストアドバイザーからもフィードバックをいただきます。

プロジェクト概要

プロジェクトの経緯

10月にオーナー企業の事業所見学・ディスカッション、12月に就労体験見学と東京でのプロジェクトメンバー全員MTGを実施。
特に就労体験では、働く場所に優秀な人材が集まると「競争」を生むが得意不得意な人材が集まると「協働」という行動変容の価値が生まれる、だからこそ多様性は大事であると という気づきを得て、その後のプロジェクトを進めていくうえでの大きな指針となった。

当初は「障害者雇用の創出として障害者ができることを探す」という考え方だったが定例ミーティングでのディスカッションなどを経て「障害のある方が社会に貢献できることとは?」という視点に変化。障害のある方の持続可能な発展のための「GOOD LIFEの創造」をテーマにプロジェクトを進めていった。

アクション①:アルビレックス新潟のホームゲームの清掃活動

障がい者の方々と一緒にスタジアム掃除やゴミ回収を実施。サポーターからの「ありがとう」という言葉が多く、心温まる経験となる。

アクション②:学生のソーシャルグッドな活動の見える化

Z世代の7割以上が社会課題に関心を持っているという情報を入手。また、バウハウスでは、インターンや実習、ボランティア活動などで共に活動を行っている学生が3年間で300名以上にのぼる。これらの活動に参加した学生には「証明書」を贈呈し、活動を可視化した。

他のメンバーが見守る中進んでいくプレゼン。

今後も、「GOOD LIFEの創造」というテーマに多様なアクションを連打し続ける。例えば、障害者の就労体験を継続し、2024年4月に新たな就労支援事務所をオープンすることで、活動を拡大していく。また、首都圏からの企業誘致が増加している中で企業間の「人と人をつなげる」取り組みをさらに推進する。

はじめようよ!という言葉で締め括ったプレゼン。今後の展開への意気込みを感じる。

今後に向けて

株式会社バウハウス代表の肥田野さんは、「経済活動と社会活動の両立を目指し、パーパス経営を推進していきたい」と述べ、オープンな関係性がオープンイノベーションにつながることを強調しました。また、チームメンバーである岩田さんや山崎さんも、遠慮のない積極的な意見交換ができたことを振り返りました。実際、バウハウスのプロジェクトメンバーのオープンな関係性は最終報告会でも感じられました。

アドバイザーの白石さんからの総評では「中間発表から方向性がよかった。今度もアクションを続けていってほしい」と好評価で、バウハウスのプレゼンテーションを締め括りました。